残雪期の湯殿山へ

神の領域の湯殿山は山頂への登山道がないので雪のある時期に登る。昨日までの荒れた天気から一転、今日の朝から登山レベルがAとなった。期待して家を出たが志津温泉の駐車場までず~っと曇り空。歩き始めても山の姿は見えず。

沢沿いに進む。石跳川の雪が消えてきた。

ブナ林の中を歩くのは気持ちいい。ヤドリギは見つけたが、クマ棚を探したがそう簡単には見つからない。

川を横切りブナ林の中を他のパーティーのペースの合わせ、昨日降った新雪をスノーシューで歩く。モフモフ新雪歩きは快適。

先のパーティーを追い越し、次の3人のパーティーのペースで緩斜面を登っていく。ここからジワリと傾斜が強くなっていく。森林限界を越えたころから一気に傾斜がきつくなりトレースがジグザグになってきた。

森林限界を越え新雪の急登と、雪の付かないアイスバーンになる。もう少しで山頂だろうか。ホワイトアウトで斜度かわからないが、ほかの人の歩くペースが遅いことを考えると結構な急登みたいだ。山頂はどこだと登っていると3人が写真を撮っている。山友がGPSで確認するとここが山頂らしいという。標識もないし真っ白な世界なので山頂にたどり着いた時の感動は全く無し。

山頂にはいたるところにクラックが!山頂でシャッターを押した人が落ちたらしい。すぐの自力で上がったようだがちょっと怖い。残念なことにガスで何も見えない。クラックも新雪で隠れてどこにあるかわからない状態。晴れるまで待つという考えも出ないくらいのホワイトアウト。後ろ髪を引かれる心境で下山することにする。

森林限界を越え、ブナ林を歩きながら振り返ると少しずつガスが取れ山頂が見え始める。ここまで下りてきたら山頂に戻ることは不可能。

ゴール近くで振り返ると湯殿山の全景が目に飛び込んできた。青と白のコントラストが目に飛び込む。あ~残念。来年また来よう。

お決まりのポイントでパシャリ!

登山報告のヤマップを見たら、追い抜いたパーティーの面々は快晴の山頂で絶景のパノラマを楽しんだようだ。私たちは天気に縁がなかったな~。

西川町の水沢温泉で汗を流し、寒河江市の佐平治食堂に寄ってラーメンを食べて帰ろう。多分明日からは筋肉痛だろう。

鈴 木 京 染 店

 

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