連休明けからゼンマイが出てくる。春眠暁を覚えずで、この時期は早起きが苦痛なので今年はゼンマイ採りはどうしようかと毎年思うのだが、結局今年も来てしまった。ゼンマイの出る場所は変わらないので、タイミングさえ合えば採れるのである。
今日は山友と一緒に来て良かった!太いゼンマイが密に出ている場所で、山友が「いる、いる」というので、何が?と聞くと「クマ」と一言。「ほら、クマの威嚇音だ」と言うので耳を澄ますと低音のゴロゴロとした音が5秒くらい聞こえる。これが何度も繰り返す。これがクマ?と聞き返すと「多分!」というので自分たちの存在をはっきりさせるため、クマ除けのホイッスルを吹き続ける。それでも威嚇音が聞こえる。静かに早々に車に戻る。こういう時に限って、太いゼンマイがドンピシャと出ているんだな~。今日は山友と一緒に来て命拾いした。
今までも、一人で山に入っていた頃、新しいクマの糞を見つけた時がある。多分クマの通り道だろうなと気楽に考えていた。更に低音のゴロゴロという音を聞いた気がする。その時は何の音?と気にはなっていたが、クマだとは!知らぬが仏である。この日、南陽市の広報で午前9:30頃旧ハイジアパーク近くでクマが通りすぎるのを見つけた、という注意喚起のお知らせのメール。多分私たちに威嚇音を出したクマだろう。怖い怖い!