枝から染料が抽出するために枝を裁断します。枝の汚れを水でキレイに洗い一晩水に浸しておきます。
沸騰させないように気をつけて見ています。ちょうどおでんのような温度です。一回目の抽出は少しにごりがあります。1回目の抽出液を取り出し、2回目の抽出では赤い色が出てきたようです。
絹の半衿を染めてみます。抽出液は赤いのになかなか思うように生地が染まりません。媒染液につけた後に再度染料に入れてみます。取り出し水洗い後乾燥。
次に古代ちりめんの風呂敷の白生地を染めてみます。撚糸使いのちりめんは色素をどんどん吸収しています。
古代ちりめんはお湯につけると縮む特性があるので、乾燥は昔ながらの伸子張りで伸ばしながら乾かします。
半衿4枚を同じ染液で染めたんですが、染液の温度、染める時間で染め上がりがこんなに違います。
古代ちりめんの風呂敷も深みのある朱鷺色に染め上がりました。