色無地のきもの 染め替え前
35年前に誂えた色無地の着物。お茶席に着ようと思ったものの、ちょっと色が若いので染め替えしたいとお持ちになりました。体型も少し変わったので、寸法は現在の体型に合わせて仕立てることに。地紋が付下げに織られている上質な生地なので色抜きし新たなご希望の色を染めることに
染め替え後
着物を解き、色抜きし、ご希望の色を染めました。茶席に着られるように深川鼠という色を選ばれました。背紋はジャバラ縫いという縫い方で、着る方の雰囲気に合わせ淡いピンク色の糸で背に縫い紋を入れました。胴裏は洗い張りできれいにしてから利用。
料金 染め替え・仕立て替え・他 88,000円 税込
銀箔でデザインされた付下げ 色掛け前
若いころに誂えた付下げが派手で着られないのでどうしたらいいかというご相談です。ピンクの地色に色を掛けて全体的に地味にすることを提案しました。染色する時、柄の部分の銀箔が剥げるリスクもありましたが、染元の判断ではほぼ大丈夫だということでスタートしました。
色掛け後
濃い色を好まれるお客さま、孔雀青という濃い色を選ばれました。濃い色にしたことで銀箔でデザインされた柄が以前より浮き立ちとても喜んでいただきました。八掛も同じ色に染め、胴裏は洗い張りして利用しました。心配していた箔の剥がれも全くなく予想以上の仕上がりでした。近くこの着物を披露宴に着て行かれるそうです。
料金 色掛け・仕立て替え・他 82,500円 税込
裾模様もスッキリ
銀箔の柄がスッキリ浮き上がっています。
色無地のきもの 染め替え前
お母さまの背紋のある色無地を、お嬢さんの好みの色無地にしたいとのご希望です。ご希望の色が薄い色なので、色を抜いてから新たに染めることにしました。
染め替え後
色抜きし白生地の状態に戻してからご希望の朱鷺色に染めました。八掛も表地と同じ色に染め上げ、胴裏は洗い張りして利用。スマートなお嬢さんなので、以前の寸法より身巾を少し狭く仕立て上げました。
料金 染め替え・仕立て替え・特注の紋入れ・他 99,000円 税込
紋入れ
紋帳に無い特殊な紋なので、紋入れの基になる型紙を彫ってから書き紋の作業になりました。
小紋のきもの 染め替え前
地紋のある生地の小紋の着物です。柄が大きく感じられること、好みの地色でないことから色と柄を脱色し染め替えすることになりました。八掛は洗い張りでそのまま再利用。
※現在は京都の小紋染の工場が廃業したため小紋の受注は停止しました
染め替え後
色と柄を抜いて白生地の状態に戻し、柄も色もお客さまのご希望のものを染めました。洗い張りした八掛も新たな小紋の色合いにもピッタリと合い、お客さまは大満足のでした。
料金 小紋染め・仕立て替え・他 93,500円 税込
袖部分を拡大
地紋と柄を見やすいように拡大。カメラのせいで色が少し地味に映りました。