仕立て直し事例

お嫁入り前に作ってもらった小紋だそうです。裾回し(八掛)の色が朱赤色なのでグッと地味にしたい、予算もそんなにかけたくないとのご希望です。

朱赤色も素敵ですが、やはり着るには少し抵抗があるかも。

着物を解き、洗い張りをして少々の汚れ、におい、折り目をキレイにしました。胴裏も洗い張りをして再利用。裾回し(八掛)は表地の地色に合わせ紺系統に色掛けしてからお客さまのサイズを採寸してちょうど良い寸法で仕立て直しました。

内揚げを取っていない小紋

味わいのある型染めの絵羽小紋です。用尺が足りなかったか、腰回りをすっきりするために内揚げを取らなかったのか、 内揚げがないと希望の身丈にできないんです。

 別布で身丈不足を補う

それじゃどうするか。おはしょりで見えなくなる部分に別生地を接ぎ合わせることにしました。なるべく表地と同じような色の生地を使い、着る人の腰ひもの位置を考え、確実におはしょりの裏、帯の下に隠れるようには縫います。

 

帯の下に隠れました

帯を結ぶと別生地は完ぺきに隠れます。お譲りの着物で身丈がどうしても足りない場合はご相談ください。 

工賃は通常の仕立て代の3割増しとお考え下さい。 

洗い張り・別生地染め・新しい胴裏・仕立てで 77,000円 税込

 

 

紬のきもののお仕立て直し

きれいに見えても、しみ・汚れ・変色があります。しみ抜き・洗い張り後、変色直しで対処します。

本草木染なので色の修正にも時間をかけて慎重に行いました。

 

 

時間をかけキレイにし、修復する作業を終え仕立て直しました。八掛は裾切れしていたので新しいものを使用、胴裏は洗い張りして再利用しました。

 

洗い張り・しみ抜き・変色直し・新しい八掛・仕立てで 49,500円 税込

 

 留袖の比翼地の付け替え

 

30年前の留袖の比翼地が黄ばんでしまいました。留袖の柄の部分にも黄変があります。比翼をはずし、留袖はプレミアム極上丸洗いにプラス黄変直し、比翼は漂白したあと再利用することにしました。

 

 

留袖も裏地もきれいになりました。比翼の黄ばみも白くなり、留袖に縫い付けて完成です。

プレミアム極上丸洗い・変色直し・比翼漂白・比翼付けで 30,800円 税込

 

鈴 木 京 染 店

 

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